デリカの応急タイヤ(テンパ―タイヤ)を降ろすついでに、車載ジャッキを使って実際に交換するところまでやってみました。
パンクした時はこういう流れになると思うので、一度もやったことのない方はこの機会にぜひ確認してみてください。
車載工具の場所やジャッキポイントを知ってるだけでもトラブル時に慌てなくて済みますからね!
前にも書いた気がしますが、、、おさらいという事で。
デリカの車載工具と応急タイヤの場所は?
まずは車載工具から
デリカの車載工具はテールゲートを開けてすぐ下にあります。
カーペットをめくると切り欠きのあるフタがでてくるので指を入れて開けると・・
ジャッキ、ジャッキハンドル、ホイールナットレンチが出てきました。
っていうか、タイヤ交換に必要な工具だけしか入って無いんですよね。
そしてリヤバンパーの下を覗いてみると・・
応急タイヤ(テンパータイヤ)が吊ってあります。
さすがにこれは知ってますよね。笑
タイヤの降ろし方はこのキャップをジャッキバーを使って外し、中にあるボルトをホイールナットレンチで時計と反対方向に回してハンガーを降ろします。
ハンガーはフックで固定されているんですが、あまりボルトを緩めすぎるとフックが抜けてタイヤが落ちてくるので気を付けましょう。
ハンガーを持ち上げてフックが外せるくらいボルトを緩めればOKです。
フックを外すとこんな感じで応急タイヤが降ります。
そのままズルズルと引っ張り出せば準備完了!
ハンガーはテンパータイヤしか収納できないのでハンガーは再びフックをかけてボルトを締め込んで戻しちゃいます。
なのでパンクしたタイヤはラゲッジに積んで帰ることになるんですよね。
荷物が満載でパンクしちゃうとタイヤが入らなくなるので、このことは頭の片隅に入れておいてください。
いやぁ、久々に降ろしたテンパータイヤはかなり汚れてますね( ̄▽ ̄;)
このままジャッキアップして交換しようと思ったんですが、ちょっと掃除するのでしばしお待ちください・・
どのみちまた汚れるのでブラシで軽く汚れを落とし、ついでに空気圧を測ってみたら、なんと100kPaしかありませんでした。笑
いや、笑ってる場合じゃなかった・・・さすがにこれはヤバい。
というのもテンパータイヤって指定空気圧が420kPaなんですよ。
サイドウォールにもしっかりと書いてあります。笑
このまま使ったら速攻でパンクすると思うので、応急タイヤの意味がまったくありませんでした・・・
なかなか応急タイヤまで点検することってないと思うので、皆さんも気をつけてください。
いやー、しかし気づいて良かったな。
デリカのジャッキアップポイントと車載ジャッキの使い方
とりあえず420kPaまで空気を入れたので交換してみましょう!
まずはリアのジャッキポイントから
この切り欠きと切り欠きの間にジャッキをかけます。
そしてフロントはここ
やはり切り欠きと切り欠きの間にジャッキをかけます。
今回はリアタイヤを応急タイヤと交換していきます。
まずはジャッキアップする前にジャッキアップする対角線上のタイヤに輪留めを入れます。
今回は右後ろのタイヤをジャッキアップするので、左前のタイヤの前後に輪止めを入れます。
次にジャッキを手で回してある程度の高さまで上げちゃいます。
切り欠き部分より少し手前で止めて、キズが付かないようにウエスを挟みます。
ウエスを挟んだ状態でさらに手回しで上げて、荷重がかかったらジャッキバーを取付けます。
さらにホイールナットレンチを差し込んで出来上がり!
あとはジャッキハンドル代わりのホイールナットレンチをグルグル回して、タイヤが地面から離れる前に一度止めます。
タイヤの交換方法とアルミホイールの脱着にはアレが必要!?
タイヤが接地している状態で軽くホイールナットを緩めます。
もちろん緩めるのはジャッキをセットする前でもOK
とにかく接地している状態で軽く緩めれば良いんですが、
ここでまたトラブル発生・・・笑
アルミホイールってナットの穴が小さいから、スリムタイプのソケットじゃないと入らないんですよね。
ちなみにスリムソケットというのはこんなやつ
もちろんノーマルのホイールなら必要ありません。
先にスリムソケットを入れて、その上からホイールナットレンチを入れればOK!
いつもタイヤ交換の時に使ってるのに車載工具の中に入れとくのは完全に忘れてましたね。。。
いやー、しかし気づいて良かったな。。(2回目)
アマゾンで数百円で売ってます!
アルミホイールを入れてる方は車載工具の中に入れておきましょう
ホイールナットを5個とも軽く緩めたらOKです。
次はタイヤが浮くまでハンドルを回してジャッキアップします。
テンパータイヤの方が外径が小さいのでタイヤが少し浮けばOK
全てのホイールナットを外し、タイヤを取り出します。
テンパータイヤをセットします。
ホイールナットを手締めで入るところまで入れちゃいます。
全てのホイールナットを手で締め込んだらジャッキを降ろします。
ジャッキを降ろしたらホイールナットレンチを使って1本づつ締めていきます。
締め方は対角線になるように締めましょう。
対角線というのは例えばこんな順番で締めていきます。
5穴だと一筆書きで星を書くイメージと言えばいいのかな。
順番は時計回りでも反対でもどちらでも良いんですが、締め込むときは対角線上にあるボルトを締めていきます。
それも一気に締めるんじゃなくて、まずは軽く締めて行って2~3回にわけて締め込んでいきましょう。
しっかり締め込んだら作業完了です!
今回は出先でパンクしたというシチュエーションなので、トルクレンチやリジットラックは無いのでこんな感じだと思います。
テンパータイヤについてはコチラの記事でいろいろ書いているので、ぜひ併せて読んでみてください。
しかし今回は試しにやってみて良かったです。
このまま何も知らずにパンクしたら、テンパータイヤの空気圧は全然低いしスリムソケットも入れてなかったのでお手上げでしたから( ̄▽ ̄;)
さっそく車載工具のところにスリムソケットとウエスを早速入れておきました。
というわけで、時間のある時に一度やってみることをオススメします!