【デリカD5】パンク時に使うテンパータイヤの寿命や意味、空気圧について
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他のクルマのメンテ中にスペアタイヤの空気圧が異常に低いことに気づき、ついでにデリカの応急タイヤ(テンパータイヤ)の空気圧も見てみたんですよ。

そしたら、その車以上に低くてビックリ!

そういえば数年前にパンクして使って以来、すっかり存在を忘れてました。笑

 

しかもこんな姿に・・・あの時はあんなにお世話になったのに。。

とりあえず掃除して注意書きを読んでみました。

 

指定空気圧は 420kPa と書いてあります。

思ってた以上に高いので定期的なチェックが必要です。

 

あと100㎞以下で走行してくださいとも書いてありますね。

デリカには関係ありませんが、パートタイム4WDでは使用しないでくださいとも書いてあります。

 

ちなみにデリカ用のテンパータイヤのサイズは

T155/90D16

と書いてありました。

聞きなれた数字ではないのでピンときませんが・・笑

というわけで、今回は意外と知らない(私だけ?)テンパータイヤについてお送りします!

 

テンパータイヤってどういう意味?

テンパータイヤが応急タイヤだってことは知ってると思いますが、何でテンパータイヤって言うのか分かります?

ちょっと気になったので調べてみました。

テンパータイヤというのはテンポラリータイヤの略語のようですね。

タイヤにもそう書いてありました。笑

ちなみにテンポラリー(temporary)というのは「一時的」とか「臨時の」という意味で使われます。

なのでテンパータイヤは文字通り「一時的なタイヤ」って意味になります。

どこかで聞いたような・・・と思ったら、PC用語にもテンポラリーファイルってのがありますね。

 

あと応急タイヤなのでいろいろな制約もあります。

例えば・・・

・80㎞以下で走行すること
・なるべく早く標準タイヤに交換すること
・外径が少し小さいので注意して運転する
・タイヤチェーンは装着できない

などなど。

 

テンパータイヤで注意すること

あと車によってテンパータイヤは駆動輪に入れてはダメと一般的にいわれているようです。

デリカの場合はFFベースの4WDなので駆動輪は前輪になります。

ずいぶん前の話なんですが、私はそれを知らずに前輪パンクでそのままテンパータイヤと交換して、群馬から約200㎞(高速含む)を運転してしまいました。

あとでテンパータイヤは非駆動輪に入れると知って、慌てていろいろ調べたんですよ。

だって駆動輪に入れると壊れる可能性があるとか書いてあるんだもん。

ググるとほとんどの人が「駆動輪がパンクしたら非駆動輪にテンパータイヤを入れて、駆動輪にはその外したタイヤを入れましょう」って言ってます。

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やっちゃったなーと思いながら取説を読んでみたんですが、そういう記述はありませんでした。

 

取説にも特に書いて無いし通常は短距離の移動だと思うのでそれほど気にしなくて良いかもしれませんね。

もちろん80㎞以下で気をつけながら運転はしましたが、それほど違和感もありませんでした。

確かに外径も空気圧も違うんだから、安定性に欠けるってのは分かります。

でも緊急時に車載工具で2輪タイヤ交換するのは大変ですから。

 

それから9万キロくらい走ってますが、まったくトラブルはありません。

なのでデリカの場合は「気をつけて走れば駆動輪につけてもおっけ!」という結論にいたりました。

そんなことより空気圧を定期的に見た方が良いでしょう。

 

テンパータイヤの寿命に関してもググると100㎞までとか適当な記事がけっこうありました。

誰かが書いた記事を見て、そのまま真似した書いているんでしょうけどね。

 

これに関しても取説に記述があるわけじゃないので私の見解ですが、、、

普通のタイヤと同様に消耗や劣化状態を見て判断すれば良いと思います。

ヤマの減り具合やヒビとかですね。

 

タイヤの説明書きにもスリップサインが出たら新品と交換してくださいと書いてありました。

でも基本的に使ってないタイヤだから、ヤマが無くなることはないと思うんですけどね。笑

そう考えると、おそらく一番最初にバルブがやられるんじゃないかと思うんですよ。

バルブって十数年経つとゴムが劣化して、そこから空気が漏れるようになりますから。

なので10年以上経つクルマは定期的にバルブの状態を見た方が良いんじゃないかと。

1~2か月で極端に空気圧が落ちるようだとバルブが劣化している可能性があります。

いざという時に使えないんじゃ話にならないですからね。

 

テンパータイヤとスペアタイヤの違いについて

テンパータイヤとスペアタイヤとどこが違うのかというと、スペアタイヤは新車時に装着してあるタイヤと基本的に同じタイヤになります。

なので交換してもそのままずっと使えるし、もちろんテンパータイヤのような制約はありません。

スペアタイヤを装着する義務がなくなってから乗用車ではテンパータイヤが主流になり、今ではパンク修理キットとコンプレッサーを搭載している車もありますよね。

 

なので今ではスペアタイヤを装着しているのは貨物車くらいかもしれません。

貨物車のような商用車は積載重量に見合ったタイヤが必要なので、やはりスペアタイヤが必要なんですよね。

とはいえスペアタイヤもずっと使わずに積んだままだと変形しちゃうんですよ。

ちなみにこれはハイエース用のスペアタイヤなんですが、初めて降ろしてみたらフレームに当たってる部分がへこんでました。

なので結局これもまた応急用なのかなって気もします。

 

でもマメな方はスペアタイヤを使ったローテーションをするのかな。

ノーマルなら良いけど、アルミホイールを入れてタイヤを変えちゃうとそれも出来ないんですけどね。

 

というわけで、パンクする機会ってそうそう無いんですが突然やってくるんですよ。

突然のトラブルに備えて定期的に空気圧くらいは見ておきましょう!

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