デリカのドライブシャフトブーツからグリスが漏れていたので分割式のブーツに交換してみました。
ゴムが切れたわけじゃないんですが、バンドで留めてあるシャフト部分から漏れてたんですよね。
外側は両方大丈夫だったんですが、内側は両方とも漏れてました。
まぁ10年落ちで12万キロ以上走っているので交換時なのかもしれません。。。
というわけで、分割式のドライブシャフトブーツなら自分でも交換できそうだなと購入してみました。
スピージー製デリカD5用の分割ドライブシャフトブーツの適合は?
私が購入した分割式のドライブシャフトブーツ
他にもネオブーツという日立製のドライブシャフトブーツがあるようですね。
私は検索して出てきたのがスピージーだったので、そのまま購入しちゃいました。
たぶん値段も同じくらいだし見る限り同じ構造なので、どちらでも良いんじゃないかと思います。
というわけでこちらが届いたスピージーのドライブシャフトブーツ
ちなみに今回交換するのは内側(インナー)の左右です。
説明書もこんな感じで図が豊富で分かりやすいので、途中で不安になることなく進められました。
今回交換するのが内側(インナー)なのでBAC-BA03Rになります。
ちなみに今回交換しませんが外側(アウター)はBAC-NS09Rでした。
そうそう、CV5Wで検索して適合表とか見ないでそのまま注文したんですが、パッケージにはCV4W用って書いてあったんですよ。
改めてネットショップの販売ページを見ても、CV5W用はBAC-BA03Rって書いてあったので大丈夫だろうと思いましたが・・・
ここまでバラして最後の最後で合わなかったとか嫌ですからね。笑
で、後で調べたらメーカーから適合表が出てました。
最初からこれを見ていたら安心できたのに。。。
ドライブシャフトブーツの交換に必要な工具など
用意する道具としては取説には
・保護メガネ
・手袋
・バンドカッター
・カッター
・ラジオペンチ
・ハンマー
・ウエス
と書いてありました。
ちなみに私が実際に使った工具はこんな感じでしたね。
・フロアジャッキ
・リジットラック
・保護メガネ
・手袋
・10㎜ソケットレンチ等
・クリップ外し等
・ニッパー
・カッター
・ハンマー
・オイル受け皿
・紙ウエス
・パーツクリーナー
・プラダンや段ボール
取説とほぼ同じなんですが、オイル受け皿、キッチンペーパー、パーツクリーナーなんかもあった方が作業が捗るんじゃないかな。
というわけで、作業の方へ移りましょう!
分割式ドライブシャフトブーツの交換手順と注意ポイント
ふたを開けるとベロ部分がグリースプロテクトになってました。
グリースがブーツに着かないように組付ける前までつけるようですね。
そして内容物は・・・
・ブーツ
・グリス
・バンド×2
・ブーツ組付材
・取説
グリースの量が思ってたより少なかったのが意外でした。
運転席側のシャフトブーツは下にもぐらないと作業できないのでジャッキアップ
リジットラックをかけてジャッキをどかして養生を敷きます。
私はホームセンターに売っているプラダンを使ってます。
乳白色だと150円くらいで売ってるんじゃないかな。
何回も使えるし便利です。
下にもぐったらアンダーカバーを外します。
10㎜のボルト1本とクリップで留めてあるだけなので簡単に外れました。
狭いので作業しづらそう。。。
バンドはナイロン製だったのでニッパーで簡単に切れました。
そして下にオイル受け皿を敷いて、ブーツにカッターを入れたんですがこれが大失敗。。。
下側に切れ込みを入れて、先にグリースを出しちゃおうと思ったんですよ。
そしたら切ってるそばからグリースが垂れてきてカッターは汚れるし、いつまでもボタボタと垂れて収まらないし散々な目にあいました。笑
良く考えればわかる事なんですが、ほんとアホですよね~
というわけでブーツを切るときはなるべく上部を切りましょう!
とは言っても上部はスペースも無いと思うので、真横よりちょっと上くらいかな。
カッターをグリースまみれにしながらブーツを切り落として、まわりを紙ウエスで軽く拭き取ったところ
そしてベアリングの中の古いグリースを少しずつ紙ウエスで拭き取ってたんですが、キリがないのでこの辺でやめることにしました。
まだ残ってますが、、、もう無理。笑
付属のグリースを充填したところ
やっぱりなんか少ない気がする・・・
きっと大丈夫なんでしょう。信じます。
せっかくなのでグリースプロテクトを装着しました。
ブーツを半分組み込むまで付けておくそうです。
そしてここからがいよいよ本番!説明書をよく読んで慎重に進めます。
半分くらいファスナーを留めたらグリースカバーを外し、ドライブシャフトに合わせます。
説明書にも書いてありますが、ジョイント部の形状とブーツの位置合わせをしっかりやりましょう!
ちゃんと確認しないで取り付けてしまうとグリース漏れの原因になります。(なりました笑)
しっかり取付けられたようなのでバンドを締めちゃいましょう。
そしてこのバンドがまた良くできてるんですよ。
形が既に決まっているので、折れ曲がってるところを起点に倒すだけで締めこめちゃいます。
バンドって締めるのが弱かったり強かったり加減が難しいじゃないですか。
その心配も無いし手で簡単に締めこめちゃうんですよね。
バンドを抑える爪を折り曲げたら最後にハンマー等で軽く叩いて固定します。
これで運転席側は終了です。
続いて助手席側へ
助手席側はタイヤを外せば下にもぐらなくても作業できそうだったので外してみました。
このカバーも外さないとダメそうですね。
クリップで留まってるだけなので簡単に外れました。
助手席側も同様でシャフト部分から漏れてます。
バンドを切って、今度はなるべく上部を切り込みました。笑
気を付けてもこれくらいはグリースまみれになっちゃいますからね。
うっかり下側を切ろうもんなら・・・
というわけで紙ウエスとパーツクリーナーは必需品です!
今回はベアリング部分は深追いせずに簡単に掃除しました。
運転席側は時間をかけて掃除したんですが、思ったほどキレイにならなかったんですよね。
グリース注入
だいたい平らになるように指で整えます。
ブーツ組付材を塗布します
根元から半分くらいまで留めたらグリースプロテクトを外して合体!
合体させたら残りのファスナーを組付けます。
と、一見ちゃんと付いているようですが・・・
実は少しだけ凸凹部分がずれていたみたいで、2週間後に確認したらグリースが漏れてました。笑
助手席側は作業性が良かったので逆に油断しちゃったようですね~
幸いにも漏れたのが少しだけだったので、バンドを一度外して直しました。
やり直しできるバンドで良かったです。
というわけで、くれぐれも油断しないように気を付けましょう!笑
では、ちゃんと取り付けられている前提で・・・
こちらもバンドを閉めたら出来上がり!
ちなみにバンドには車輪の回転方向に対して向きがあります。
逆にしちゃうと引っかかりやすくなっちゃうので気を付けてください。
というわけで助手席側も作業終了です。
まとめ
交換作業は思ってたより簡単にできました。
見てのとおりほぼグリース汚れとの格闘なので、ブーツの下側を切らなければ楽勝じゃないかと。笑
あと心配なのは施工不良を含めた耐久性ですよね。
私は2週間後に下回りチェックをして助手席側のグリース漏れを発見したんですが、、、
直して再び2週間後に再チェックをしたら今度は大丈夫だったのでホッとしました。
やりやすい場所だったのにミスしてしまったので、くれぐれも油断せずにしっかりと確認してくださいね!
その後は1年、2年後にチェックしたんですが、今のところ問題ありません。
せめて3~4年もってくれればありがたいなと。
説明書も分かりやすくて簡単に交換できるので、ぜひチャレンジしてみてください^^