5型ハイエースにピボットのスロコン 3DA-T を取付けました。
今回は純正スイッチ(レバー)を使ったので前に取付けた時より工程が増えましたが、それを差し引いても純正レバーにして良かったです。
あと純正スイッチを取付けるなら併せて「ステアリングシェイクダンパー」を取付けることをオススメします!
ハイエースにステアリングシェイクダンパー取付けたら高級車のハンドリングに!?
ステアリングシェイクダンパーは安くて効果が体感できる、おすすめのアイテムなんですよ。
どちらの作業もエアバッグを外すことになるので、どうせなら併せて作業しちゃいましょう。
ちょっと脱線しましたが本題へと戻ります。
スロコンの取付けに必要な道具
では取付けに必要な道具っていうか、私が使った道具と材料ですね。
プラスドライバー
細いマイナスドライバー(精密ドライバー)
10㎜ソケットレンチ
クリップ外し
トルクス T20 、T30
ニッパー
そして使った材料は
分岐ハーネス
インシュロック
面ファスナー(マジックテープ)
使う材料によっては圧着工具やペンチ類が必要になります。
で、その道具がそれぞれどこに必要かザックリ説明すると、、、
プラスドライバー
純正スイッチ(レバー)の固定やナビの脱着
細いマイナスドライバー
コネクターのロック解除
10㎜ソケットレンチ
バッテリー-ターミナル
アクセルペダル
クリップ外し
各内装用クリップ
トルクス
ハンドル回りのビス
ニッパー
インシュロック
分岐ハーネス
車速信号取り出し
インシュロック
配線やユニットの固定
面ファスナー
コントローラーの固定
って感じかな。
ちなみに分岐ハーネスは付属のカットギボシを利用する場合は必要ありません。
その代わりに圧着ペンチやハーネステープが必要になります。
ハイエースに純正スイッチを使ったスロコンの取付方法
まずはバッテリーのマイナス端子を外す前に、ステアリングコラム用のビスを外しちゃいます。

エンジンをかけた状態でハンドルを90度回すと、、、
ステアリングコラムを固定しているビスが出てきます。

ここでT20のトルクスを使います。
大した負荷はかかってないので、こんなオモチャみたいな工具でもOK

左右2ヵ所にあります。

ステアリングコラムのビスを外したら再びハンドルをセンターに戻しましょう。

続いて10㎜のソケットレンチを使ってバッテリーのマイナス端子を外します。

寒冷地仕様のクルマは運転席の後ろにもバッテリーがあるので同じようにマイナス端子を外してください。
次にアクセルペダルを外します。

ここでも10㎜のソケットレンチを使いますが、エクステンションバーがあった方が良いかも。

アクセルペダルはボルト2ヵ所で固定してあります。

アクセルペダル裏のコネクターに車種別専用ハーネス(TH-1A)を割り込ませます。
ですが、ここで一つ注意事項があります!
アクセルコネクターの取り外しはキーOFF後15分以上経過してから行ってくださいって取説に書いてあるんですよ。
車種によってはチェックランプ点灯の原因になってしまうとのこと。
チェックランプが点灯してしまった時の対処法(消灯方法)も取説に書いてありましたが、よけいな手間は増やさない方が良いので気を付けてください。
というわけで、キーOFF後15分以上経過してからアクセルコネクターを抜いて車種別専用ハーネスを割り込ませました。

ハーネスを割り込ませたらアクセルペダルは元に戻します。
次にブレーキにもハーネスを割り込ませます。

これはペダルを外さなくても作業できますね。

こんな感じでハーネスを割り込ませます。
次に車速信号を取り出す必要があるので、ピンクの配線をナビ裏まで持ってきます。

ちょっと長いんですが途中で切断してはいけないらしいので気を付けましょう。

私はこんな感じで自作の分岐ハーネスを使用して信号を取り出しました。
ブレーキハーネスからは線の取り出しが4本ありますが、使うのは2本だけになります。

本体からの赤線とブレーキハーネスの青線を接続
本体からの灰線とブレーキハーネスの黄線を接続
ブレーキハーネスの黒と白はハイエースでは使わないようです。
ついに純正レバーの取り付けです

ハンドルの右横にあるパネルを外します。

ここにレバーが付きますが、エアバッグを固定しているビスもあるので外します。

このビスがT30のトルクスになります。
このオモチャではちょっと固かったですが、何とか外れました。
緩めてもビスはホールドされているので落ちる心配はありません。
左右2本のトルクスビスを外すとエアバッグが外れます。

外すときにエアバッグの裏側にオレンジ色のコネクターと下の方に黒いマイナス線のファストン端子があるので外します。
オレンジ色のコネクターは真ん中に黄色いピンでロックされているので細いマイナスドライバーを差し込んで黄色いピンを浮かせてロック解除します。
ロックを解除すれば引っ張るだけで外れます。
下側の黒い線のファストン端子は引っ張れば外れます。

次にステアリングコラムカバーを下に引っ張って外します。

左側の黄色いコネクターを外します。

黄色いコネクターは真ん中の爪を下に引っ張ると外せます。
で、実は用があるのはその奥の黒いコネクターなんですよね。

というわけで黒いコネクターも外します。

裏側に白い部分があるんですが、これを浮かせてここにターミナルを差し込みます。

細いマイナスドライバーを差し込んで浮かせます。

こんな感じになればOK

12Pのコネクターなので、この位置にターミナルを差し込むようです。
白に黒ライン線の横ですね。

ピンが入る向きにターミナルを差し込みます
0.3㎜の配線だと少し太くて入りきらなかったので、無理やり押し込みました。笑

ターミナルのピンが入ったら白いカバーを戻します。
引っ張っても抜けなかったので大丈夫そうですね。

配線にギボシを圧着して本体のハーネスに接続しました。
続いて純正スイッチ(レバー)の取り付けです。

ハンドルの中から純正スイッチを入れてスイッチのコネクターをハンドル内にある空きコネクターに差し込みます。

そして2本のビスで固定します。

こんな感じ

純正スイッチについてるコネクターはココに差し込みます。
続いて本体を処理していきましょう

本体には全部で4つのコネクターが差し込みます

一番左のスイッチはターミナルと接続して、真ん中がコントローラー、右のコネクターは車速信号やブレーキ、アース等と接続します。

反対側に差してあるコネクターは車種別専用コネクターです。

本体をどこかに固定しないといけないんですが、ETCユニットの上にしました。
すでに連動ドアミラーのユニットを付けているのでその上に。笑

余った配線は適当にインシュロックで束ねました。
ちょっと強引ですが、、、
ま、大丈夫でしょう。

コントローラーの取り付け位置は、ほぼココしかないんじゃないかな。。

ただ、このパネルはしょっちゅう外すので面ファスナーを使います。

こんな感じで準備完了

取付ける場所はアルコールでよく脱脂します
内装を元に戻したら取付完了!

違和感もなく良い感じです。

純正スイッチも良い感じ♪
そうそう、純正スイッチを取付けたところのカバーはオートクルーズ用のカバーに取り替えました。

少し色が違うようですが全然違和感はないです。
っていうか、そもそも見えるところじゃないので関係ないですけどね。
というわけで作業完了!
まとめ
作業工程も増えるし、必要なものを調べて揃えるのにも手間がかかるけど、それに見合う価値はあるんじゃないかと思います。
収まりはもちろんのこと、とにかく操作感がめちゃめちゃ良いんですね。
純正スイッチもろもろで材料費も高くなりますが、それだけの価値はあるのでどうせ取付けるなら 3DA-T & 純正スイッチ の組み合わせをおすすめします!






